うまくいかない経営者は新規客のことばかり
インプットが先かアウトプットが先か、そこを語るつもりはありませんが、一つの情報やノウハウだけを信じ込み、他の情報は受けいないという考え方はオススメできません。
僕は常々リピート客、優良顧客、継続客を増やしましょう!と繰り返し伝えているわけですが、ここで考え方が大きく分かれます。
うまくいかない経営者の多くは新規客を増やすことしか考えていなくて、どんどんビジネスが成長していく経営者はリピート客ファーストで考えます。
何をアドバイスしても新規集客にしか関心を示さない起業家
何をアドバイスしても、web集客やSNS集客にしか関心を示さない起業家もたくさんいます。顧客が増えるわけでもなく、継続的な利益になるわけでもないのに、何をそんなに頑張っているのか?と少し不思議な気持ちになることもあります。
江戸時代の商人は火事の時に、商品よりも顧客台帳を持って逃げたそです。
ビジネスにおいて顧客の存在が最も重要であることは今更考えることではなく、昔から常識とされてることなのですが、そこを理解していない起業家がSNSの中にはたくさんいるわけです。
成功できる人は4%は本当か?
20:80の法則に当てはめ考えてみました。
100人中80人は重要なことに気づいていない。80人の人は利益が出ずに廃業になる。
利益がある20人のうち、16人がぼちぼちやっていくことができて、4人がしっかりお金を残すことができて、理想の人生を送ることができる。
ちょっと強引にパレートの法則に当てはめてみましたが、大きく外れてはいないと思います。
「知らない・考えない・勉強しない」
なぜこんなにも差が出てしまうのか?マインドや意識の問題と言う専門家も多いのですが、そうは思いません。
単純に知らないのだと思います。考えないし勉強もしていないと覆います。
アメブロが流行ればアメブロに飛びつき、インスタが流行れば多くの人がインスタに流れる、これからは動画!と聞くと早速youtubeでの発信を始める。
彼らが考えていることは、おそらく新規集客のことです。今、既存客がいなくて売上に困っている経営者も、新規客さえ増えればなんとかなると思っているわけですね。
つまり「それしか方法を知らない。」ということになってしまいます。
経営は大きく3つの要素でできています。
下の図を見ていただければわかると思います。
なぜ多くの起業家は発信力や集客力にばかりこだわりのでしょう?
新しい客様も必要なのはわかるのですが、商品価値を高めるとか、少ない客数でも利益が出る仕組みを作るなど、他にもやるべきことはたくさんあるはずです。
なぜビジョンが必要なのか?どうしてコミュニティが必要なのか?新規集客のことしか考えていない人には理解できないことなのかもしれません。
ビジョンがあるからこそ価値ある質の高い仕事ができて周囲も応援してくれるようになります。
人脈や交流があるからこそ、いろんなビジネスチャンスに巡り合うことができたり、新しいヒントを得ることができます。
「1回売って終わりの商売」が成功するはずはありません。
最近はコンサルタントをやる人も増えてきましたが、年間契約を獲得したとことで、「1年の単発ビジネス」にしかならないことに気付いていない人もたくさんいます。
知らないままアウトプットしても結果が出ない
とにかくいろんなことを積極的に勉強することだと思います。インプットよりもアウトプットと言う人もいますが、知らないままアウトプットしても結果が出ないことの方が多いですからね。
僕も毎日いろんなビジネスの成功例や失敗例を勉強しています。
ZOZOはなぜ成功できたのか?どうしてあのタイミングで売却したのか?いきなりステキーはどうして急成長できたのか?どうして急降下しているのか?など、本業以外のことも調べるようにしています。
堀江氏や西野氏の考え方はどう思う?
最近は若い起業家が堀江氏や西野氏の言葉に影響されまくっていますね。彼らはよく、「未来のことなど考える必要はない」と言いますが、本当にそう思いますか?
あれだけの知名度・お金・人脈があれば、将来の不安なんてないでしょう。
仮に対失敗したって、周囲が放っておきませんよね。そもそもタレントなわけですから、一般人の僕らが自分と比較すべきことではないと思います。タレントを目指すなら別ですが...
年収300万円そこそこの会社員が、そんな彼らの言葉を真に受けて「未来のことなんか誰にもわからない」とか「将来のことなんか考えない!」とか言ってるのを聞くと、おいおい大丈夫か?とも思ってしまいますよね。
どうして彼らが「やりたいことをやれ!」「未来のことなかきにするな!」「お金は全部使え!」と言うかわかりますか?
情報提供ビジネスや自己啓発ビジネスをやってるからです。実際のところを言ってしまうと商売にならないでしょ?だから見込み客が集まりやすい言葉を選んで発信してるのだと思いますよ。
嘘ではないけど「彼だだから」できることですね。
別に、堀江氏や西野氏のことをディスってるわけではありませんからね。彼らの仕組みやファン作りについては参考にすべき点がたくさんあります。
でも、あまりにも信者化している若者を見ると、「ちょっと考えればわかるでしょ?」と言いたくなるのです。
全体を見ること・考えること・勉強すること
この記事で言いたいことは、1つの情報や部分的なことだけを見るのではなく、もっと全体を見ましょう!もっと勉強しましょう!もっと考えましょう!ということです。
生活が守られてる人や趣味でビジネスをやってる人には言ってません。これからビジネスが自分の人生に大きく影響することなのでれば、目先の小さな問題ばかりを見るのではなく、本質的な課題に気づくべきです。
いろんなビジネスの考え方を詰め込んだことはありますか?インプットしまくったら、今の自分に必要なことが見えてくると思います。
この記事は、不愉快に思う人が大半だと思います。100人中4人でいいので伝わると嬉しいかな。